2010年07月09日
京野菜
こんにちは。
江見です
昨日、京都しるく御幸町店からほど近い錦小路にある八百屋「かね松」を訪れ、その2階にあるレストラン「やお屋の二かい」でお昼ご飯を食べてきました
研究室のメンバーで行ったので、エルランさんも一緒です
ご主人にはお忙しい中お時間をいただき、「京野菜」についてお話をしていただきました。
印象に残ったのは京野菜の定義について
「現在、京野菜は京都府内で生産された野菜の総称とされている。でも、もともと京野菜というのは京都市内で作られていたものを指す。今の京都府の範囲は明治時代の廃藩置県によって便宜上決められたものであって、そこに属する地域の全てが同じ自然的条件ではない。とすれば、現在の行政区分で京野菜かどうかを決めるのではなく、地理的条件や気候的条件が同じかどうかで京野菜かどうかを決めるべきのなのでは?」
と問題提起をしてらっしゃいました。
言われてみれば、なるほど!と思えるような面白い考え方ですね
では京都市内で作ることがなぜそこまで特別なのか?
一つは、「巨大な水がめ」と称される京都盆地の下に広がる豊富な地下水。
もう一つは、やんごとない生まれの方々から舞妓さんに至るまで、都として栄えた京の都に暮らした幾万もの人々のし尿。
とのこと。
水は地下水の利用だけでなく、桂川の水が大宮の辺りまで来るぐらい水路が発達していたとか。
し尿は農家さんがお金を払ってまで欲しがったほど貴重な肥料として取引されていたみたいですよ。
確かに京都市内というのには特別な条件があったんですね
京野菜の背景のお話はともかく、料理はとても美味しかったです
お野菜のみで作られているので健康にもよさそうで、一緒に行ったエルランさんも満足そうでした
使われているお野菜の種類数も多く、普段スーパーでは見かけないものもあるので、「これは1階の八百屋で売っていたアレちゃうんかな?」とか考えながら食べるのも楽しかったです
僕は「曙胡瓜」という古いタイプのキュウリとこんにゃくを軽く炒めたおかずが一番気に入りました
京野菜の特徴は、「自家採種」と「季節性」とのこと。
今の野菜のほとんどはF1品種ですが、自家採種は農家さんの間で世代を越えて受け継がれてきたものです。
京野菜は昔の京都人が口にしたものに近いといえるのではないでしょうか。
「昔を生きた人々とのつながり」、「京都の暮らしを支える自然とのつながり」を強く感じたお昼の一時でした◎
ちなみに、僕は京都人ですが祇園祭中でもキュウリは食べます
厳格な京都の方は、キュウリの切り口が八坂神社の神紋に似ているという理由で祇園祭中はキュウリを食べないのです
先日のブログの記事で祇園祭を紹介したので、追加のミニ情報です。
京都しるくショップはこちらです。。
↓ ↓ ↓
京都御幸町「京都しるく」
住所 京都市中京区御幸町通六角下ル東
電話 075-241-0014
営業時間 11:00~19:00 (年末年始を除き年中無休です)
大きな地図で見る
江見です
昨日、京都しるく御幸町店からほど近い錦小路にある八百屋「かね松」を訪れ、その2階にあるレストラン「やお屋の二かい」でお昼ご飯を食べてきました
研究室のメンバーで行ったので、エルランさんも一緒です
ご主人にはお忙しい中お時間をいただき、「京野菜」についてお話をしていただきました。
印象に残ったのは京野菜の定義について
「現在、京野菜は京都府内で生産された野菜の総称とされている。でも、もともと京野菜というのは京都市内で作られていたものを指す。今の京都府の範囲は明治時代の廃藩置県によって便宜上決められたものであって、そこに属する地域の全てが同じ自然的条件ではない。とすれば、現在の行政区分で京野菜かどうかを決めるのではなく、地理的条件や気候的条件が同じかどうかで京野菜かどうかを決めるべきのなのでは?」
と問題提起をしてらっしゃいました。
言われてみれば、なるほど!と思えるような面白い考え方ですね
では京都市内で作ることがなぜそこまで特別なのか?
一つは、「巨大な水がめ」と称される京都盆地の下に広がる豊富な地下水。
もう一つは、やんごとない生まれの方々から舞妓さんに至るまで、都として栄えた京の都に暮らした幾万もの人々のし尿。
とのこと。
水は地下水の利用だけでなく、桂川の水が大宮の辺りまで来るぐらい水路が発達していたとか。
し尿は農家さんがお金を払ってまで欲しがったほど貴重な肥料として取引されていたみたいですよ。
確かに京都市内というのには特別な条件があったんですね
京野菜の背景のお話はともかく、料理はとても美味しかったです
お野菜のみで作られているので健康にもよさそうで、一緒に行ったエルランさんも満足そうでした
使われているお野菜の種類数も多く、普段スーパーでは見かけないものもあるので、「これは1階の八百屋で売っていたアレちゃうんかな?」とか考えながら食べるのも楽しかったです
僕は「曙胡瓜」という古いタイプのキュウリとこんにゃくを軽く炒めたおかずが一番気に入りました
京野菜の特徴は、「自家採種」と「季節性」とのこと。
今の野菜のほとんどはF1品種ですが、自家採種は農家さんの間で世代を越えて受け継がれてきたものです。
京野菜は昔の京都人が口にしたものに近いといえるのではないでしょうか。
「昔を生きた人々とのつながり」、「京都の暮らしを支える自然とのつながり」を強く感じたお昼の一時でした◎
ちなみに、僕は京都人ですが祇園祭中でもキュウリは食べます
厳格な京都の方は、キュウリの切り口が八坂神社の神紋に似ているという理由で祇園祭中はキュウリを食べないのです
先日のブログの記事で祇園祭を紹介したので、追加のミニ情報です。
京都しるくショップはこちらです。。
↓ ↓ ↓
京都御幸町「京都しるく」
住所 京都市中京区御幸町通六角下ル東
電話 075-241-0014
営業時間 11:00~19:00 (年末年始を除き年中無休です)
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